従来のアナリティクスからユニバーサルアナリティクスへ

無料のアクセス解析と言えば、googleのアナリティクス。
昔からありますが、アナリティクスのタグの種類は昔と今では変更しています。
結構、前に変更の案内はでていましたが、昔にアナリティクスのタグを設置し、最近になって、「ユニバーサルアナリティクスに変更してください」などの案内を見た人も結構いるんじゃないでしょうか。
弊社でも、タグの設置変更依頼を最近も何件か行いました。
ユニバーサル アナリティクスが新しい運用基準となっているようなので、近い将来、従来のアナリティクスタグ使えなくなる事はたしかです。
そこで、今回は変更点や新しくできるようになった事をいくつかまとめていきたいと思います。

アクセス計測方法の変更

従来のアナリティクスでは「セッション方式」で計測していました。セッションで計測していた為、
朝にアクセスした人が夜にアクセスした場合、セッションがきれているので同じ人でもユーザー数は「2」とカウントされていました。
ユニバーサルアナリティクスでは、[Tracking ID] というIDを付与し、計測することにより、同じ人が朝と夜アクセスしても、しっかり計測できるようになりました。

例:Aさんが朝と夜に同じサイトにアクセスした場合

従来のアナリティクス
別のアクセスと解釈し、「誰かわからないけど、リピートでアクセスがあったよ」 ユーザー数は「2」と計測

ユニバーサルアナリティクス
同じアクセスと認識し、「朝アクセスしてきたAさんが、夜にまたアクセスしてきたよ」 ユーザー数「1」と計測

クロスドメイントラッキングの設定が簡単に

クロスドメイントラッキングとは解析したいサイトが複数のドメインをまたいでいる場合にまとめて計測したい時に使用します。
よくあるのがサイトのお問い合わせのページだけ、決済システムを使用している為、別のドメインとなっている時や、
キャンペーンページなどで別ドメインになっているケースなどが多いです。

旧アナリティクスタグでもクロスドメインの設定は出来るのですが、トラッキングコードの変更だけではできず、
ドメインをまたいで移動するリンクがある場合、それらの全てに_link()メソッドの追加が必要でした。
設定が複雑でうまく計測出来できていないケースも多々あったようです。

それがユニバーサルアナリティクスだとトラッキングコードの処理だけで簡単に実装できるようになりました。

記述例

(function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){
(i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)
})(window,document,'script','//www.google-analytics.com/analytics.js','ga');

ga(‘create’, ‘UA-0000000-0′, ‘auto’,{‘allowLinker':true});
ga(‘require’, ‘linker’);
ga(‘linker:autoLink’, [‘aaa.com’,’bbb.net’]);
ga(‘send’, ‘pageview’);

ユーザー属性とインタレストカテゴリ

アクセスしている人の年齢、性別、どんな事に興味があるのか?関連してるカテゴリは?など、
トラッキングコードをちょっとカスタマイズするだけで、とても役立つ情報が取得可能になります。
やり方は簡単、トラッキングコードに「ga(‘require’, ‘displayfeatures’);」この一行追加するだけ、
追加する場所は、ga(‘create’, ‘UA-0000000-0′, ‘auto’);とga(‘send’, ‘pageview’);の間です。

記述例

ga(‘create’, ‘UA-0000000-0′, ‘auto’);
ga(‘require’, ‘displayfeatures’);
ga(‘send’, ‘pageview’);

ユーザーの分布
・サマリー(年齢、性別ごとの流れの概要)
・年齢(年齢層ごとのトラフィック)
・性別(性別ごとのトラフィック)

インタレスト
・サマリー(アフィニティ カテゴリ、その他すべてのカテゴリ別のトラフィックの概要)
・アフィニティ カテゴリ(アフィニティ カテゴリ別の行動)
・ 購買意向カテゴリ(購買意向の強いカテゴリ別の行動)
・他のカテゴリ(その他のインタレスト カテゴリ別の行動)

デバイスを跨いだ解析

ショッピングサイトなど、ユーザーにログインしてもらうサイトでログインのIDを紐づけ、
デバイスを跨いだ下記のような場合も集計できるようになります。

朝 自宅のPCからアクセス

昼 会社のPCでアクセス

夜 帰りにスマホでアクセス

こちらも下記のように、ga(‘send’, ‘pageview’);の前に一行追記します。

記述例

ga(‘set’, ‘&uid’, {{userID}});
ga(‘send’, ‘pageview’);

管理画面で設定できることが増えた

従来のアナリティクスではトラッキングコードをカスタマイズして行っていた設定が、管理画面内で出来るようになりました。

セッション設定
初期設定では、30分経過までは1セッションですが、コンテンツのボリュームなどによっては、
閲覧時間がながくなるので、内容によって簡単に設定が変更できるように。

オーガニック検索ソース
デフォルトでない検索エンジンを追加でき、自然検索(Organic Search)として計測が可能に。
日本の検索サイトはデフォルトではないので追加し自然検索経由のトラフィックと認識させ、検索キーワードを取得できます。

参照元除外リスト
主にクロスドメインの設定を行うときに必要となり、サイトを行き来するときに自ドメインを除外できる設定です。

検索キーワード除外リスト
できそうで、できなかった検索キーワードの除外も管理画面内で簡単に。

まだまだ、細かいところを上げれば沢山あります。
上記で紹介した内容だけでも、十分にユニバーサルアナリティクに移行する価値はありますし、
最初に説明した様に、ユニバーサル アナリティクスが新しい運用基準となっていくのは、googleの公式発表なので、
まだ、従来のアナリティクスを使っている方は、これを期に変更してみてはいかがでしょうか。